コロナ禍で迎えた3回目の中体連が行われた。2年間のコロナへの対応を学んできた私たちは、昨年と同じく感染防止対策を万全に整えた中体連市内大会を行うことにした。コロナ対応で、会場に生徒が集中しないよう大会会場を増やし、密を避ける対策をとった。感染リスクが最も高い「昼食」をできるだけ挟まないよう、午前中のみで大会が終了する日程調整を行った。これは熱中症対策にも対応している。最も気温が高くなる昼過ぎには日程が終了できるように心がけた。わずかな雨での延期や、数年続く集中豪雨などによる大会中止に向けた対策、大会が行われる各会場の広さ、屋内・屋外などによっても保護者の応援は遠慮していただいたり、人数制限をしながら大会を行った。

R2年度は中体連自体を行うことができず「フレンドリーマッチ」とし3年生中心に出場し、グループごとの試合を行い市内の順位はつけなかった。県大会は行われないため、すべて市町内の大会にとどまった。R3年度は、3年生にとって最後の大会を、より記憶に残るようにと考え、生徒同士の密を避けることや保護者の応援等も極力制限させてもらい1年ぶりの中体連市内大会を行った。

 本年度では、コロナに対応して行う「大会マニュアル」などを使用し、どの大会も同じように感染対策を講じ、保護者応援の枠も広げて行うことができた。今の3年生が新入生として中学に入学するときから「コロナ」と共に生活を続けてきた。部活動はもとより学校生活、家庭生活等、ずっと行事・生活に制限や中止・縮小が続いている。最後の中体連を精一杯、力を発揮できるような環境を整えたいと考え大会を行った。写真は今年もないが、保護者からは試合が終わったとの生徒の顔が「すがすがしい」「笑顔が印象的だった」と感想を聞いた。今年も記憶に残る、よい大会となった

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