少林寺拳法は 1947 年戦後間もない頃、日本に於いて宗 道臣が創始した「人づくりの行」である。自分の身体と心 を養いながら、他人とともに援けあい、幸せに生きること を説く「教え」と、仲間とともに上達を楽しむ「技法」そ して、その教えと技法を遊離させず、相乗的なスパイラル として機能させる「教育システム」が一体となっている。

 しかしながら、技法の特徴として共に手を取り合いなが ら上達していく故に、コロナ禍の中殆どの大会をここ 2 年 中止せざるを得ない状況が続いたが、本年度は「ウイズコ ロナ」として感染対策を十二分にとったうえ、県大会への 出場を始め、東部地区各道場の一泊二日の合同合宿、沼津 市スポーツ祭も予定通り開催された。アトラクションとし て少年拳士と有段者の大人が演武を作り、有段者をを倒す という微笑ましい場面に観覧している保護者からも拍手が 絶えなかった。

 久しぶりの行事再開に充実した 1 年となったが、さらな る普及に努めていきたい。

少林寺拳法